弔電の送り方と文章構成

カテゴリ:お葬式のマナー

更新日時:2021年06月09日 18:43

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葬儀にどうしても参列することが不可能な場合は弔電を送ります。弔電には、文面や呼称などの点で独特の決まりごとがあるので注意が必要です。

弔電

弔電は、NTTや郵便局でおこなっている「電報」を使って送ります。電報は葬儀・告別式の場で読み上げられますが、数が多いときはすべては読み上げられず、省略される場合があります。弔電は葬儀か告別式で読み上げられるため、そのタイミングに間に合うように手続をおこないましょう。

弔電を送るべきケース

弔電は、どうしても葬儀に参列することが不可能な場合に、ご遺族に弔意を表すために送ります。葬儀の場でのマナーとして、忌み言葉や生死につながる直接的な表現を使うことは避けます。また、宗教の違いによる言葉使いについても気を遣いましょう。特にキリスト式の葬儀では、仏事で使う言葉はふさわしくない場合があります。

電報サービスでは、定型文を用意しているので、どうしても文章に悩む場合は、定型文を利用してもよいでしょう。弔電はインターネットからでも送れます。

弔電を送らないほうがよいケースもある

近年、葬儀の形が多様化していることもあり、ご遺族が身内だけで葬儀を済ませることも増えています。弔電の受け取りを辞退される場合もあるので、ご遺族がこのような意思を示されているのであれば弔電を送ることは避けましょう。

弔電の内容

弔電は、葬儀の会場に送ります。斎場の場合は斎場に、ご自宅の場合はご自宅に送ります。弔電は、喪主を受取人として送りますが、特に斎場へ送る場合は、ほかの家と混同される可能性があるので、フルネームでしっかり記さなければなりません。喪主の名前がはっきりしない場合は故人の名前に加えて「ご遺族様」のように記してもよいでしょう。

弔電で使用する敬称について

弔電では、本文内で故人に触れる場合、以下のような敬称を使用します。

  • ご尊父様(父親)
  • ご母堂様(母親)
  • ご主人様(夫)
  • ご令室様(妻)
  • ご祖父様(祖父)
  • ご祖母様(祖母)
  • ご子息様(息子)
  • ご令嬢様(娘)
  • ご令兄様・ご令弟様(兄弟)
  • ご令姉様・ご令妹様(姉妹)

これらは、喪主から見た場合の故人の続柄となります。故人が喪主の夫であった場合は「ご主人様」となります。
弔電の送り方や弔電内で使用する呼称、マナーなどについてご紹介しました。弔電はどうしても葬儀に参列できない場合に送りますが、独特の決まりごとがあるので、初めて弔電を送るという方は、ぜひ参考にしてください。

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