合掌の姿勢と弔意の表し方

カテゴリ:お葬式のマナー

更新日時:2021年04月16日 12:15

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胸の前で左右の手を合わせる姿勢「合掌」。この合掌には意味があり、この姿勢は、その意味に基づき正しくおこなわなければなりません。

仏教では、右手は仏陀、左手は衆生(しゅじょう)の世界です。仏陀については説明の必要はないかと思いますので衆生について説明しておきましょう。衆生は、生き物すべてを表し、この中には人間も含まれます。仏陀とすべての生き物が一体となることが合掌です。合掌は、成仏を祈る気持ちを表現しています。

合掌は、インドで礼拝の際におこなわれていた作法であり、それが仏教の世界で使われるようになったようです。合掌には、成仏を祈るとともに、その姿勢を見てもわかるとおり、左右が合わさりひとつになる…すなわち、調和の意味もあります。

合掌の手の位置、姿勢について

合掌する際は、左右の手の指は開かずに閉じ、胸前で合わせます。胸から少し離れた位置で手を合わせることがポイントです。指先は直角ではなく、約45°斜め前方に傾けます。目を閉じ、頭も軽く前方に傾けるようにしてリラックスしましょう。これが基本的な合掌の姿勢です。

生活にも根付いている合掌

私たちは、社会で生活するために、子どもの頃からさまざまなことを教わってきました。あいさつはそのひとつでしょう。食事を食べる前に、私たちは「いただきます」と唱え手を合わせます。合掌には成仏を祈る意味がありますから、私たちは「いただきます」と唱えて手を合わせることで、食材となった命に感謝の気持ちを表しているのです。葬儀の際に合掌することと、私たちが普段からおこなっている食事の前の所作には通じるところがあります。合掌の意味するところは、私たちの生活にしっかりと根付いているのです。

宗教と合掌

合掌は、仏教でのみ使われる言葉です。神式やキリスト式でも両手を合わせることはありますが、合掌とは呼びません。

仏式の葬儀では、必ず合掌がおこなわれますが、宗派によって合掌礼拝の方法は異なりますので注意が必要です。数珠の素材や房の結び方、指への掛け方のほか、礼拝の方法が少し異なる場合もあります。

葬儀における合掌の方法について、かんたんにご紹介しました。合掌は「調和」、そして成仏を祈る気持ちの表現です。合掌の意味を理解すれば、自然に力が抜け、穏やかな気持ちで合掌することができるようになります。私たちの生活の中にも息づいている合掌には、感謝と敬意の心が込められているのです。

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