葬儀・お葬式 受付の仕方
カテゴリ:お葬式のマナー
更新日時:2021年06月09日 18:43
葬儀における受付係は、ご遺族の代わりにおこなっているといってもよい役割なので、とても重要です。葬儀の受付係はどんな仕事をすることが求められるのでしょうか?主な仕事の流れについて解説します。
葬儀の受付係
葬儀の受付係の主な仕事は、葬儀の参列者を迎え、芳名帳への記帳、香典の預かり、返礼品の配布などをおこなうことです。葬儀の受付は、ご遺族から依頼された方が通常は担当します。近所の親しい方や会社の関係者が担当することが多いようです。香典を預かる大切な役割を担うこともありますので、受付係を担当する場合は、責任感を持ち、ご遺族の代わりであることを心に刻んで仕事に臨むことが求められます。
受付係の仕事の流れ
葬儀の受付係の仕事は、準備から始まります。葬儀会場の配置や人の流れを確認するとともに、芳名帳の記入に使用する筆記用具を準備しておきましょう。
受付
香典の受け取り
事前準備が終わったら、受付の仕事を開始します。お悔やみの言葉をかける弔問者に対応し、香典を受け取ったら、ご遺族に代わって弔問への御礼の言葉を伝えます。香典は、「お預かりします」とていねいにあいさつしながら両手で受け取ります。その後、一礼しましょう。
記帳の依頼
参列者に、芳名帳への記帳を依頼します。
お供え物と弔電などの受け取り
お供え物をお持ちになる弔問客もいらっしゃるので、その場合はお礼をしたうえで受け取り、記帳を依頼します。お供え物を受け取ったら、葬儀社の担当者に伝えて、会場にお供えしてもらってください。弔電が届いたら、式の進行役に手渡します。
香典を会計係へと手渡す
香典を受け取ったら、香典がなくならないようにしっかり管理し、受付が終わったら会計係へと手渡します。泥棒が出没しないとも限りませんので、香典の取扱には細心の注意を払いましょう。
そのほかに、返礼品のお渡しや、冬場などはコートを預かる役割を担う場合もあります。
葬儀の受付係を担当する際に注意すべきこと
葬儀の受付係は、ご紹介したような役割以外に、弔問客からさまざまなことをたずねられることが多くなります。トイレや駐車場の場所は定番ともいえる質問なので、事前に覚えておくとよいでしょう。葬儀会場の周辺に案内係が配置されるような、ある程度規模の大きい葬儀の場合は、受付係が兼務する場合もあります。依頼された役割をしっかりと理解し、ご遺族の代理としての仕事をていねいに務めましょう。