臨済宗の葬儀

カテゴリ:宗派の解説と葬儀の違い

更新日時:2021年04月16日 13:28

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臨済宗は、比叡山で修行した僧侶が鎌倉時代に広めた仏教の宗派のひとつです。禅宗のひとつでもあり、禅問答で知られるとおり、自らと語り、見つめることで悟りを開くという考え方を基本としています。

葬儀の特徴は「授戒」「念誦(ねんじゅ)」「引導」です。臨済宗の葬儀では、故人は仏の弟子になります。故人が仏の下で修行をして「仏性に目覚める」ことを目的としておこなわれるのが、臨済宗における葬儀なのです。

葬儀の流れ

同じ臨済宗の葬儀でも、少し異なる場合があるので、基本的な流れということでご理解ください。

葬儀について

導師が入場し、髪の毛を剃る儀式をおこないます。ただ、現在は実際に剃るわけではなく、そのふりをするだけです。

続いて、これまでの人生における懺悔をおこなうパート「懺悔文(ざんげもん)」、仏の教えをよりどころにすることを宣言する「三帰戒文(さんきかいもん)」、清めをおこなう「三聚浄戒(さんじゅうじょうかい)」と「十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)」がおこなわれ、お香が焚かれます。

故人を棺に入れる際、そして棺を閉じる際には、念誦が唱えられます。念誦は出棺の際にも唱えられます。念誦とは、心の中で経文を唱えることです。

「山頭念誦」は、臨済宗の葬儀においてとても特徴的なものです。太鼓を使用するため「鼓ばつ」とも呼ばれます。

「引導」のお経の後半においては、導師が「喝!」と叫ぶ部分があります。この言葉には、故人の現世への未練を断ち切るという意味が込められています。また、同じく引導の儀式の中に松明(たいまつ)を表す赤い棒を投げる場面があり、この動作には煩悩や悪霊を焼き払うという意味があるようです。

臨済宗の葬儀での焼香

焼香は、仏式の葬儀であれば必ずおこなわなければならない大切なものです。臨済宗の場合、以下の流れでおこないます。

・仏前にて合掌、礼拝
・抹香をひとつまみとり、香炉へ入れる
・再度合掌、礼拝

焼香は、宗派により2~3回おこなう場合もありますが、臨済宗の場合は1回だけです。お香を額の辺りまで持ち上げるような動作もおこないません。実際はこのような動作をしても構わないのですが、一応、臨済宗の基本として「焼香は1回」「額まで持ち上げなくてよい」と理解しておけば問題ないでしょう。

臨済宗のお線香

お線香を立てる際は、臨済宗では1本です。火は左手であおいで消しましょう。

香典の表書き

お通夜や葬儀では、香典の表書きは「御霊前」とします。四十九日以降は「御仏前」とします。

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